株主優待、気になるけど株価が下がったら元も子もない…そう思って、手を出せずにいませんか?

その悩み、優待クロスで解決できるよ!現物買いと信用売りを同時に建てれば、株価がどっちに動いても損益はプラマイゼロ。株価変動を気にせず優待だけゲットできるんだ!
私はFIRE後、暴落対策として持っている現金クッション(約500万円)を使って、リスクゼロの優待クロスを楽しんでいます。目的は資産を増やすことじゃなくて、あくまで生活の質アップです。

大阪在住だから、実際に使える優待かどうかも銘柄選びの大事な基準にしているんだ
この記事では、7月の優待クロスカレンダーと、実際におすすめしたい2銘柄を、私自身の方針とあわせて公開します。読み終える頃には、無理のない優待クロスの進め方がイメージできるはずです。
優待クロスとは?
優待クロスとは、株価変動のリスクを取らずに株主優待だけを取得する手法です。同じ銘柄を「現物買い」と「信用売り」で同時に建てることで、株価がどちらに動いても損益が相殺される仕組みになっています。
やることは、シンプルに2ステップだけです。
- 権利付き最終日までに、同一銘柄を現物100株買い+信用100株売り建てる(一般信用取引を利用)
- 権利落ち後(翌営業日以降)に、現渡(げんわたし)で決済する
これだけで、かかるコストは手数料や貸株料程度に抑えつつ、株主優待だけを受け取ることができます。

株価が下がっても上がっても損益はゼロ。優待だけがもらえる、いいとこ取りの仕組みなんだ!
つまり優待クロスは、株価下落リスクを気にせず、初心者でも実践しやすい優待取得方法だといえます。
YUKIHIROの優待クロス方針
私は4%ルールに基づいてFIREしていますが、暴落対策として現金クッション(約500万円)を確保しています。
なぜ現金クッションを持っているのか(順序リスク対策)
4%ルールが失敗する主な原因は、「順序リスク」と呼ばれるものです。
これは、FIREした直後に暴落が来てしまい、資産評価額が低いタイミングで生活費のために取り崩しをしてしまうと、その後相場が回復しても資産の減りを取り戻せず、想定より早く資産が尽きてしまうリスクのことです。
そこで私は、暴落が来た時期に投資資産を取り崩さずに生活できるよう、現金クッションとして約500万円を確保しています。暴落時はこの現金で生活費を賄い、投資資産は回復するまで温存する。これが、現金クッションの考え方です。
この現金クッションはあくまで待機資金であり、置いておくだけでは何も生み出しません。そこで、一般信用取引を使ったリスクのない優待クロスに活用し、優待を通じて生活の質を上げることを目的としています。
争奪戦には参加しない
一般信用取引の売建可能数量には限りがあり、人気銘柄では権利付き最終日が近づくにつれて枠が枯渇していきます。
しかし私は、枠がなくなる直前の争奪戦には参加しません。目的は生活の質の向上であり、無理をしてまで特定の銘柄を取りに行く必要はないからです。余裕を持ったスケジュールでクロスを実施し、枠が取れなければ他の銘柄に切り替える、というスタンスを取っています。
大阪在住だからこそ、優待の「使いやすさ」を重視する
優待クロスで銘柄を選ぶ際、私は大阪在住という自分の生活拠点で実際に使えるかどうかも重要な判断基準にしています。
なぜなら、優待品の中には店舗で使う商品券や割引券のように、対象店舗が特定の地域に偏っているものが少なくないからです。せっかく優待を取得しても、近くに使える店舗がなければ、生活の質を上げるという本来の目的を果たせません。
そのため、この記事で紹介する銘柄も、大阪に居住していても選びやすい優待内容(食品などの実物商品や、全国で使えるギフト券など)を優先的に取り上げています。店舗利用系の優待については、都度、大阪エリアで使えるかどうかを確認したうえで紹介します。
長期保有制限がある銘柄でも、端株保有でクロス可能に
株主優待の中には、「継続保有1年以上」といった長期保有条件が設定されている銘柄もあります。一見、単発のクロスでは対応できないように思えますが、工夫次第でクロスだけでも継続保有条件を満たせるケースがあります。
多くの企業の継続保有条件は、「同一株主番号で、基準日に一定株数以上を保有していること」を求めています。ここで重要なのは「同一株主番号」を維持し続けることです。
私の場合、基準日にクロスで必要株数を一時的に保有しつつ、それ以外の期間は端株(単元未満株、1株)だけを保有し続けることで、株主番号を継続させています。この方法を毎年繰り返すことで、各基準日に同一株主番号で必要株数を保有した記録が積み上がり、継続保有の条件を満たせる仕組みです。
※端株(単元未満株)は、SBI証券の「S株」や楽天証券の「かぶミニ」などを使えば、1株だけでも購入できます。
※この方法が使えるかどうかは、企業ごとの継続保有条件の規定や証券会社の取扱いによって異なります。実施前に必ず各企業のIR情報でご確認ください。
7月の優待クロスカレンダー
7月は、権利確定日が2回あります。
- 権利確定日:7月17日(金)
- 権利確定日:7月31日(金)
それぞれの権利付き最終日までに、現物買いと信用売りのクロスを成立させておく必要があります。争奪戦を避ける私の方針に基づき、直前ではなく余裕を持ったスケジュールでクロスを実施するのがおすすめです。具体的な銘柄と目標取得日は、次の章で紹介します。
7月のおすすめ優待銘柄
7月の権利確定日ごとに、おすすめの銘柄を紹介します。
【権利確定日:7月17日】
| 銘柄コード | 企業名 | 優待内容 | 目標取得日 | 長期保有制限 | その他 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2590 | ダイドーグループホールディングス | 200株以上・半年以上継続保有で6,000円相当のグループ商品(1月20日基準)/5年以上継続保有で記念品(7月度基準、1回限り) | 7月8日(水)〜10日(金)頃 | 半年以上・5年以上の継続保有条件あり(詳細は下記) | 今回のクロスは来年1月の優待取得に向けた継続保有実績づくりが目的 |
【権利確定日:7月31日】
| 銘柄コード | 企業名 | 優待内容 | 目標取得日 | 長期保有制限 | その他 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3539 | JMホールディングス | 精肉関連商品(2,500円相当)など | 7月22日(水)〜24日(金)頃 | 継続保有1年以上(詳細は下記) | 大阪在住の方は下記参照 |
ダイドーグループホールディングスの優待について
ダイドーグループホールディングスの優待内容と狙い方
ダイドーグループホールディングス(2590)は、権利確定日が1月20日と7月17日の年2回あります。
- 7月度基準:5年以上の継続保有株主のみ、記念品がもらえます(保有期間中1回限り)。今回はじめてクロスする場合は対象外です。
- 1月20日基準:半年以上の継続保有(前年7月度の基準日から連続して同一株主番号で保有)で、6,000円相当の自社グループ商品がもらえます。
つまり、今回7月17日のクロスは、7月の記念品を直接狙うのではなく、来年1月の優待を受け取るための「継続保有実績」を作ることが目的です。
JMホールディングスと同じ要領で、端株(1株)を通年で保有しつつ、7月17日の基準日にクロスで200株以上を一時的に保有しておけば、「同一株主番号での継続保有」の実績が積み上がります。来年1月20日にも同様にクロスをすれば、半年以上の継続保有条件を満たし、6,000円相当の優待を受け取れる見込みです。
JMホールディングスの優待について
JMホールディングスの優待内容と選び方
JMホールディングスは、精肉を中心とした食品の卸・小売を手がける企業です。100株以上の保有で、以下の3つから1つを選択できます(500株・1,000株・10,000株でさらに内容がアップ)。
- ①精肉関連商品 2,500円相当
- ②南魚沼産こしひかり 2kg
- ③自社グループ商品券 2,500円分(500円×5枚)
大阪在住の私自身は、③の商品券は使える店舗(「肉のハナマサ」など)が近くになく実質使いにくいため対象外とし、①の精肉関連商品を選ぶ予定です。実物商品を選べる優待は、居住地を問わず使いやすいという点でも、大阪在住のFIRE生活者にはおすすめしやすい銘柄です。
JMホールディングスの継続保有条件について
この優待を受け取るには、「継続保有1年以上」(今年・前年ともに7月末基準日で同一株主番号で100株以上の保有が必要)という条件があります。前章で紹介した端株テクニックを使えば、単発のクロスに頼らず優待を受け取り続けることができます。
まとめ:無理のない優待クロスで、暮らしを豊かに
今回は、7月の優待クロスについて、私自身の方針とおすすめ銘柄を紹介しました。
ポイントは以下の通りです。
- 優待クロスは、現物買いと信用売りを同時に建てることで株価変動リスクを避けられる手法
- 現金クッションという待機資金を有効活用し、生活の質を上げることが目的
- 一般信用売建可能数量の争奪戦には参加せず、余裕を持って実施
- 大阪在住という生活拠点で実際に使いやすい優待かどうかも銘柄選定の基準にしている
- 継続保有条件がある銘柄も、端株保有+毎年のクロスで対応可能
- 7月のおすすめは、今すぐ優待がもらえるJMホールディングス(3539)と、来年1月に向けて継続保有実績を作るダイドーグループホールディングス(2590)の2銘柄
優待クロスは、正しい知識があれば誰でもリスクを抑えて実践できます。無理のない範囲で、暮らしを豊かにする優待生活を楽しんでください。

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